花粉症とは
アレルギー性疾患のうち、スギやヒノキなどの花粉によって引き起こされる鼻水、鼻づまり、目・皮膚のかゆみなどの症状を花粉症と呼びます。毎年花粉が⾶散する2⽉〜4⽉頃に流⾏する、季節性の疾患でスギ花粉アレルギーとも呼ばれます。
花粉症の原因
スギやヒノキの花粉などに対する免疫の異常反応が原因です。アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)は、様々で人によっても異なります。日本人の4人に1人が花粉症と言われており、年々発症数は上昇しています。
花粉症の症状
・くしゃみ
・鼻水、鼻づまり
・目のかゆみ、充血、涙目
・皮膚のかゆみ
・のどのかゆみ
が主な症状です。
アレルギー性鼻炎の治療方法
・花粉症の治療法
花粉が⾶散する時期の前から抗アレルギー剤や点鼻薬を使用して免疫の異常反応を低減します。初期療法によって、症状の出始めを遅くしたり、症状を軽くしたり、症状が落ち着くのを早める効果が期待できます。初期療法の中でも、スギ花粉症に対しては舌下免疫療法も効果が期待できます。
舌下免疫療法についてはこちら
・レーザー治療
微弱なレーザーを鼻の粘膜に照射して、アレルギー反応を起こりにくくします。出血や痛みはほとんどなく、30分程度で治療も終わり、安全な治療法で効果が期待できます。
・投薬療法
鼻水や鼻づまり、目のかゆみなどの症状を抗アレルギー剤の服用や点鼻薬の投与によって低減します。薬の種類によっては、眠気を誘う、口が渇くなどの副作用があります。
毎年春先に悩まれる方の多い花粉症ですが、アレルギーの原因(アレルゲン)を特定して花粉の⾶散前から対処をしておくことで症状を軽くしたり、改善したりできます。人によって原因が様々ですので、今年は花粉症の悩みを少なくしたいという方はお気軽にご相談ください。
アレルギー性疾患はアレルギーの原因を特定することから治療が始まります。日頃の生活環境などによって、人それぞれ原因が異なるので計画的な治療と生活習慣や環境の改善が必要となってきます。まさに継続は力なり、と言えますのでお気軽にご相談ください。